8月に入った。主な歳事、行事に夏の節分、月遅れの七夕、山の日、戦没者を追悼し平和を祈念する日、月遅れ盆、そして神戸2022世界パラ陸上競技選手権大会(8月26日~9月4日)などがある。それにしても、猛暑日が続き、新型コロナウイルス感染者増加(7月28日は全国で23万3003人の陽性者)の中での大事な商戦が始まることになる。
▼暑中、お見舞い申し上げる。
二十四節気で、今年の立秋は7日、立秋の前日が夏の節分になる。立春の前日である2月の節分が広く知られているが、節分は季節の分かれ目の日。7日以降は残暑見舞いとなる。どの節分も新しい季節を迎えるに際し、厄災や邪気を祓う行事を行う。最近では春の節分以外でも恵方巻きが提案するSMやコンビニエンスストアがある。さっぱりとした味わいの恵方巻きに夏向けにアレンジした行事食の提案も良いと思う。例えば、冷やし蕎麦、ひたし豆、冷奴、鰯の冷やしツミレなどである。
▼順調に新型コロナウイルスの収束が進めば、長期間の休暇が取りやすいこともあり、海外を含めた本格的な旅行消費が高まるのだが、感染者数の増加の中での動向予測は難しい。昨年の5月に調査した動向予測(株式会社 クレオ)になるが、「特に何もしたくない」(48.1%)を除いては、「国内旅行に行きたい」が最も多く26.2%、次いで「帰省をしたい、帰省者を迎えたい」が10.7%となっている。「海外旅行に行きたい」が8.0%であり、行動範囲を広げたい意向が感じられる。これらに続いたのが、「家の中でインドア系の趣味に没頭したい」6.8%、「アウトドアでレジャーやスポーツを楽しみたい」6.7%であった。
▼8月第一週の天気概況は、「太平洋高気圧に覆われる。南西諸島と北海道で変わりやすい天気の日が多い。またそれ以外の各地も週前半を中心に多少変わりやすい天気の日が多いが、基本的には晴天が続く。気温は平年よりやや高め。暑中らしい厳しい暑さの日が多い。35℃を超える日も見られる可能性が高いが、40℃近くまで気温が上がる可能性は低い」とある。徐々に日本の南海上が雨雲で賑やかになり、本格的な台風シーズン突入するのだろう。天気の変化にもすぐ対応した売場を展開できるよう、いつでも準備をしておきたい。
営業企画的には、年末商戦の企画立案の月でもある。冬のギフト、クリスマス、迎春など販売促進上の企画など、具体的に詰めてチラシなどの写真撮りも開始される月だ。
今月の売場づくりとは別に、例年以上の検討が必要になるかも知れない。
(2022・08・01)