販売統計調査、7月実績(速報版)が発表された・・・

スーパーマーケット(SM)販売統計の22年7月実績(速報)が22日発表になった。全国SM協会、日本SM協会、オール日本SM協会加盟企業のうち270社の実績になるが、SM業態唯一の統計調査だ。7月実績は、全店売上高9934.4億円、全店前年同月比1.3%増(既存店前年同月比0.1%増)で3が月振りに前年をクリアした。部門別には、生鮮3部門合計同0.3%減(同1.5%減)であり、内訳は、青果同0.9%増(同0.4%減)、水産同3.0%減(同4.3%減)、畜産同0.6%増(同0.8%減)であった。

▼全店、既存店とも前年同月をクリア出来たのは、惣菜 同4.6%増(2.9%増)、日配 同2.7%増(同1.4%増)、一般食品 同1.0%増(同0.1%増)とこの3部門が伸びた事による。特に、惣菜が伸び続けている。SMで扱う商材は、内食用途が基本であり、一度ストックされ、段階的に消費するものが殆どだが、人口的にも世帯構成の変化をみても増えようがない。コロナ禍の当初は売上を伸ばしたが、「コロナ疲れ」と言われる中で中食や外食への再流出が続いている。惣菜だけは他の業種からも需要を奪える部門なのだ。

▼経営動向調査を見ると、コロナ感染者数の再拡大による家庭内食事需要回復、高い気温による夏物商材の好調、前年より祝日減はあったが日曜日が多い曜日巡りにより、売上高DI、収益DIともに前月から大きく上昇、マイナス幅の縮小をもたらしている。

生鮮品仕入原価DI、原料価格等の高騰による食品仕入原価DI により、販売価格DIが引き続き高止まりするなか、食品需要の高まりにより、客単価DIも上昇している。ただ、来客数DIは、回復傾向がみられたものの、猛暑により影響を受けたのか、日中の来店が減少している。

カテゴリー動向調査は、前年の緊急事態宣言下、オリンピック・パラリンピックの自宅観戦需要との比較のため、大きなプラスとはなっていないが、全てのカテゴリーDIで前月と比較しても上昇している。

▼消費者購買意欲は、現状判断DIは、大幅な改善をみせた。ここ数か月、相次ぐ値上げと外出・外食の再開気運により厳しい状況が続いていたが、7月は一転して感染の再拡大に伴う外食の抑制や食品備蓄の動きなど、内食需要の大幅な回復がみられた。外部環境により販売動向が大きな影響を受ける状況である。

前月、軒並み過去最低水準を記録した景況感調査も、すべてのDIが前月より改善しており、7月の景気判断DIは、現状判断は42.4と前月から+5.7、見通し判断も前月から+4.6 の37.7と前月から大幅な改善をみせている。

売上全店前年同月比が3ヶ月振りのプラス、既存店前年同月比は4ヶ月振りのプラスであった。切っ掛けにきめ細かな対応が求められるところだが、陽性者や濃厚接触者が続発し、出勤できる従業員の不足が続いており、営業継続で精一杯という店舗も多いと聞く。

8月の残りの1週間は、どのような売場づくりが出来るのであろうか。

(2022・08・25)