MacDonaldのDX投資の凄さ・・・

全米小売業協会(NRF)が主催する小売業の展示会「NRF2024 Retail’s Big Show」見学のために訪米した友人から報告があった。ニューヨークで開催する「NRF2024」は、小売業界のステークホルダーが出展・参加し今後のトレンドにつながる最先端のアイデアや技術が集結する見本市になる。今年は、AIやオムニチャネル・リテール、リテール・メディアなど、時代の先端を行くトピックが満載であったようだ。

▼NRFは、規模と開催日程が年明けということから、多くのメーカーや小売のエグゼクティブが参加する重要なイベントである。友人が最初に口にしたのが、新たに「フードサービス・イノベーション・ゾーン」が設けられ、フードテックに焦点を当てたブースが50社以上展示されていたという事で、食料品小売業は、一部の顕著な例外を除けば、店舗内でのテクノロジー導入という点で、やや出遅れている分野だとの話であった。

▼これに関連してなのか、訪米時に体験したMacDonaldのモバイルオーダー(事前注文・事前決済システム)について熱っぽく話してくれた。他の外食チェーンもモバイルオーダーに熱心に取り組むのは利益率の大幅改善が大きな要因となっている。コスト負担が減り、売上がアップするという。コスト負担とは人件費であり、売上増とは客単価上昇という。トッピングやサイドのアドオン注文などカスタマイズが簡単にできるからという。さらにロイヤリティプログラムのパーソナライゼーションも可能になる。

▼このMacDonaldが新たな機能テストを展開しているとの事だ。モバイルオーダーで注文したドライブスルー客をジオフェンシングで感知し、店に到着と同時に注文品を渡す「Ready on Arrival」をおこなっている。ジオフェンシングとは地図上にバーチャルなフェンスを設置する技術で、フェンス内に対応端末をもつ利用者が入ると予め決めた処理を自動的に行う機能のことだ。待たされることなく出来立てのメニューを持ち帰れることになる。他にも「Pick Up Shelf」や「Order Ahead Lane」なるサービスの話があった。ゆっくりと内容を聞きたいと思う。

2024/01/26