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Program Director’s Eye

14期、修了のプログラムは・・・

コーネル大学RMPジャパン 第14期は、10月15日(水)の記念講演からスタートした。そして、7月24日、受講生5グループに分かれて作成した「新規事業提案(ビジネスプラン)」(修了課題論文)の発表とディスカッションで全プログラムを修了した。

▼新規事業提案を総括させて頂くと、どのグループも会社全体をどのように変えるかを考える経営者の視点で取り組んでいたことに、先ず高い評価を与えたい。① 外部環境を捉える、②自社の強みを再発見する、③顧客価値を構想する、④新しい収益源を考える、⑤数値計画を作成する、⑥実行組織を考えるという一連の経営思考に取り組んでくれたことだ。特に、
● 会社の将来像を考えたこと
どのグループも、既存店舗の売上を少し増やすだけではなく、5年後、10年後に会社をどう変えるかを考えている。
● 自社の経営資源を幅広く捉えたこと
重要なのは、地域との関係そのものを競争力として認識したこと
長年の信用、顧客との接点、生産者との関係、地域文化への理解など、その価値を多くのグループが捉えていた。
● 価格競争以外の勝ち方を考えたこと
ほぼ全グループが、価格競争に正面から参入することの危険性を認識していた。
● 社会課題を事業機会として捉えたこと
人口減少、高齢化、買い物困難者、健康、食品ロス、地域産業の衰退といった問題を、事業機会として捉えてくれた。「地域生活支援」、「伝統産業の再生」、「健康・食育・産官学連携」を重視しての提案だった。

▼一方、次の段階では、「魅力的なアイデア」から「投資決裁できる計画」へ進む必要があるので、顧客は本当に利用するのか、いくら利益が残るのか、どの資産が増えるのか、誰が実行するのか、いつ撤退するのかを、さらに厳密に検証する必要がある。
「会社の未来を考える構想力は十分に示された。今後の課題は、優先順位を決め、仮説を小さく検証し、財務と実行の精度を高めることである」と総括できる。是非、実務で活かして頂きたい。

 

さて、この14期も事務局として、受講生の学習に役立てるように食品スーパー業界の情報、と言っても取巻く環境の変化、新店情報に米国小売業の動向など思いつくままの情報ではありますが、情報取得のための入口として、昨年の10月1日から、この欄を埋めて来ました。お目を通して頂きました事、心から感謝申し上げます。なお、コーネル大学RMPジャパン15期の開講は10月14日(水)を予定しています。開講記念講演として、「米国小売業の現在と未来 ~変化の本質を捉え、日本の小売業の進路を考える~」を企画いたしました。是非、ご参加ください。
そして、この「Program Director’s Eye」欄もそれまで掲載をお休みさせて頂きます。これまでのご愛読いただきました事、重ねて感謝申し上げます。
今年も酷暑の夏です。ご自愛専念頂きますようお願い申し上げ、ますますのご活躍をお祈り申し上げます。
(感謝)

2026/07/31