11期が開講いたしました

10月3日(木)に11期が開講。記念セミナーを実施いたしました。コーネル大学より1期から学長を務めてくださいましたマクラフリン教授、新しく教授になられたフッカー先生、日本からは㈱カスミの石井社長より、貴重なお話をうかがうことができました。

第1部ではエドワード・W・マクラフリン教授より『変わる消費者への小売企業の新しい対応』を表題にご講演いただきました。
米国の統計ではミレニアルズ・Z世代の台頭、高齢者人口の増加等がグローバルトレンドとして挙げられ、消費者ニーズは多様化していること、eコマースの進行は著しく、小売企業はあらゆる対応を行っていること、今後はテクノロジーが食品業界に波及しロボティクスや自動・無人ショッピングがより展開していくだろうといったことを事例を交えながらご講演いただきました。

第2部ではダン・フッカー教授より『変わる消費者 大手食品メーカーの対応 PBの台頭』を表題にご講演いただきました。
日本同様、米国においても”健康志向”は高まっており、また一時的なものではなく恒常的なものになりつつあり、消費者志向はより敏感なものになっているということ、大手食品メーカー各社はそうした消費者志向を商機と捉え新商品開発等を積極的に行っており、また、競合他社とPBで差別化を図るなどの積極的な動きがあるといった話をうかがうことができました。

第3部では株式会社カスミの石井代表取締役社長より『ソーシャルシフトの経営~共生社会実現にむけて』を表題にご講演いただきました。
同社は、競合他社の脅威や人口減少など業界を取り巻く環境が激化する中で様々な差別化戦略を行っていらっしゃいます。
「1人の100歩より100人の1歩が大切」という石井社長のお考えのとおり、同社の取り組みにおいては、経営理念や企業方針のもと従業員1人1人が結束し同じ方向を向いて成長していく姿勢が強く感じられる講演でした。

終了後は、11期生からも積極的に質問が出ました。2日目の様子は次の投稿をご覧ください。

事務局