10月15日(木)に10月度講義を実施いたしました。
最終回は、ゲストスピーカー3名によるゲスト講演です。
今回も新型コロナウィルス感染防止のため、講義動画視聴の形をとりました。
1コマ目は大阪市立大学名誉教授、石原武政先生による「地域のスーパーマーケット」をテーマとした講演です。
揺籃期から現在までの小売業と地域の変遷について、ご自身のエピソードを交えながらお話をいただきました。コロナ渦におけるスーパーマーケット在り方について、明確にお示しいただくことで、今後我々が解決していくべき課題が浮き彫りとなった印象を受けました。
2コマ目は農林水産省消費・安全局長、新井ゆたか先生による「日本の食文化を考える」をテーマとした講演です。
大航海時代、開国~戦前、戦後の各時代で日本の食文化がどのように変化してきたかをご説明いただき、これからの食文化はどう変化していくか、農林水産省における各種調査結果を基に詳しくお話しいただきました。「小売りが食の世界をリードすべき」「コロナ渦で生産様式の転換を強いられる生産者をけん引して欲しい」と、我々小売業界に対する熱いメッセージもいただき、大変良い刺激を受ける講演内容となりました。
3コマ目は北辰商事株式会社代表取締役社長、太田順康様による「食品小売業近未来展望」をテーマとした講演です。
冒頭、コロナ影響から近い将来に一段と景気が悪化するとの見解を述べていただき、その不景気の中でスーパーがどう勝負していくべきか、ご自身が実行されている商品展開戦略事例を交えながらお話しいただきました。自社PB商品の展開戦略について細部までお話をいただき、大変興味深い内容となりました。
これですべての講義が終了です。このプログラムにてご講演いただきました先生方には、心より感謝申し上げます。