「情報化時代にあっては、情報をたくさん発信した企業、人に新しい情報が集まる」と言う小売業の経営トップの話を承った。これまでは、自社情報を開示すると直ぐに真似されるという感覚があったのであろうか、小売業界では、なるべき情報を発信しないようにして来たようにも感じられる。業界、業態の持つ力量を高めることと、自社の強みを伸ばすこととは、分けて考える必要があるはずだ。業態の盛衰は、世界的に起きているのだから。
▼したがって、可能な限り学びに必要と思われる情報を発信していきたい。受講生、修了生と派遣頂いた企業に対してだが、内容によっては一般にもご覧頂きたいと思い、先生方のご了解を得て情報開放したいと考えている。繰り返しになるが、スーパーマーケット業界の未来を確かなものにして行くこと、その中で所属する企業の成長発展に寄与したいからだ。
▼現在、企画しているのはコンテンツであるが、先ずは、コーネル大学の教授陣による米国小売業情報を中心とした① 小売業のこれから、② 変化するオペレーション、サプライチェーン、③ メーカー対応、④ DXによるビジネスモデルなど、産業構造の大変革(持続性に向けた価値創造への経営構造大変革)に関するビデオによる講義を発信してもらう。修了生にとって懐かしい教授陣に出講頂くので、受講時を思い出して聞いて欲しい。講義内容に関する概略説明を用意するので、通訳なしの生の講義を懐かしんで欲しい。激変する米国小売業の状況が伝わって来るはずだ。そして、コーネル大学RMPジャパンプログラム出講講師による発信情報を用意した。この中には、日本のSM中心とした新店情報や業態動向、全国スーパーマーケット協会が主催しているFSN(Future Store Now)研究会のレポート、SM統計や業界基礎データの提供を含める予定で準備している。
▼そして、修了生参画企画も準備した。経営陣が必要とするビジネススキルに情報発信(アウトプット力を高める)や雑談(会話を弾ませる力)がある。訓練として500字程度にまとめた近況を発信して欲しい。テーマは何でも良い。「コロナ禍を経験して」や「新店情報」、趣味に関することでも良いと思う。勿論、一般非公開で修了生による「同窓会」にしたい。
(2021・10・19)

