12月 年末年始商戦は必ず勝ちたい・・②

年末を迎えるに、昨年からの動きを振り返ってみたいと思います。新型コロナウィルスの感染拡大に伴い、20年2月には、マスクを筆頭にトイレットペーパーやティッシュペーパーなどの紙製品や衛生用品が品薄でした。4月には感染症の第1波が起こり、緊急事態宣言が発出された結果、外出自粛によるまとめ買い傾向が顕著になり、SM(スーパーマーケット)業界に、「特需」にも似た動きをもたらせました。売上は前年同月比5~10%増と大きく伸長したのです。在宅時間が増えることで、自宅で料理や菓子づくりをする為の商品(生鮮・パスタソース・ホットケーキミックスなど)は、売上が前年の2倍にもなったのです。

▼昨年の12月は、「Go Toキャンペーン」の展開されており、感染症が拡がり始めたころです。未だ緊急事態宣言が発出されていなかったこともあり、生活者の自粛意識はそれほど強くはありませんでした。しかし感染症が再拡大し第3波が到来すると、年末の飲み会や帰省などの自粛要請がなされたものですから、クリスマス週を除き、売上高はどの週も前年を上回りました。客数は前年割れでしたが、客単価が大きく伸びたのです。来店頻度を押さえ、まとめ買いをするという購買行動が顕著に表れていたのです。

▼年末から年始は、帰省や旅行を自粛して在宅で正月を迎える人が多かったことから、初売り週は、10%~20%増と売上高を大きく伸長しました。都内近郊店では客数も上回りました。2回目の緊急事態宣言の発出後は、20時以降の飲食店の自粛要請もあり、「夕食難民」が発生したものですから、インスタント食品やアルコールの売上げが大きく伸びたのです。

▼SM企業では、従業員を慰労するために例年より年始休業を長くする店や会社がありましたが、その分の売上げは年末際がカバーした格好です。2020年末商戦は大成功でした。これは、東京近郊にある企業・店舗の動向ですが、21年度の年末商戦を成功裏に導くために、自社(店)のPOSデータやID-POSデータをもう一度見返して見て下さい。何がどう変化したか、何は例年通りだったのかを把握し直して、販売計画を徹底的に実行して頂きたいものです。

(2021・12・02)