遅まきながら「2021年 流通業10大ニュース」を見る ③

昨日まで、『DIAMOND Chain Store』(2022年1月15日号)誌に記載されている「ダイヤモンド・チェーンストア編集部が選ぶ流通業界10大ニュース」を伝えさせて頂いた。このランキングを見ると、前年同様にコロナ関連のトピックスが目立ち、コロナ禍に翻弄さ れた流通業の1年だったことがわかる。ただ、多くの方々が「コロナは時間を早める」と表現しているように、既に準備していた施策を前倒しし、対応している企業が、足元でも輝き、コロナ収朿後の成長をも約束されるのかも知れない。22年の流通業界をにぎわせる可能性が高い企業はどこかを想像する楽しみをこの「ダイヤモンド・チェーンストア編集部が選ぶ流通業界10大ニュース」が教えてくれる。

▼もうひとつの「流通業界10大ニュース」は、日本チェーンストア協会が発表する「~チェーンストア広報担当者が選ぶ~ 2021年チェーンストア10大ニュース」だ。タイトル通り日本チェーンストア協会加盟の小売業各社の広報担当者によるランキングになる。

  • 1.新型コロナウイルス(COVID-19)のワクチン接種開始
  • 2.東京オリンピック・パラリンピック開催
  • 3.緊急事態宣言・まん延防止等重点措置の発令、解除
  • 4.関西スーパーマーケット、H2O等、経営統合問題
  • 5.岸田内閣発足
  • 6.プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律成立
  • 7.非接触サービス、非接触決済が普及
  • 8.原材料高騰による商品価格の値上げ
  • 9.秋篠宮家眞子内親王殿下の御結婚
  • 10.食品ロス、SDGsの気運高まる

▼広報担当者という制約も多く、固有の企業名などが入る出来事には触れることが出来ないのかも知れない。極めて当たり前のランキングになってしまって面白くない。幾つかの項目は、もう一つの「ダイヤモンド・チェーンストア編集部が選ぶ流通業界10大ニュース」と重なっているが、全体に社会全体の動きが多くチェーンストア10大ニュースではない。間接的には経営に影響を与える重要な出来事なのかも知れないが、当事者意識をもって関わるには少し距離があるように感じる。地域に根ざす経営を目指すスーパーマーケットとは、やはりフィールドが異なるのだろう。

我が社(店)は、なにをドメインにするか、どの方向にベクトルを合わせるのかを確認する機会がこの時期と考える。

(2022・01・22)