ライフが定義する「SUPERMARKET4.0」の稼働が近い・・・

ライフコーポレーション(大阪府)は、4月11日、2022年2月期決算を発表した。業界のリーディングカンパニーとして、どのような業績であり、これからの取り組みは何を重点としているのか気になるところだ。早速、ホープページ上で公開されている「2021年度通期 決算説明資料」を見ることにした。パワーポイント作成資料で46ページにもわたる資料で、丁寧に分かりやすく書かれている。

▼連結決算は、営業収益7683億円(対前期比1.2%増)、営業利益229億円(同16.3%減)、経常利益239億円(同15.8%減)、当期純利益152億円(同14.7%減)であった。

業界誌の記事では、この増収・減益の決算について、岩崎社長は「合格点をあげられると思っている」とのコメントがあったと報じている。営業収益は18期連続で過去最高を更新しており、経常利益も、コロナ禍の特需に沸いた前期に次ぐ過去2番目の額で、32店舗の店舗改装を実施したうえでのこの数値は評価できるものだと思える。

▼特に荒利益率の改善効果が大きいようだ。プライベートブランド商品の開発や惣菜部門の強化、プロセスセンターの再編などを進めて来ており、これらの効果で、非食品を含めた全体の商品荒利益率は31.0%となり、9年間で約4.2%も改善しているのだ。

既存店売上高も堅調で、昨比では0.7%減だが、一昨年比では1.7%増となっている。この期の新規出店は8店舗で、2月期末の店舗数は首都圏125店舗、近畿圏160店舗の合計285店舗となっている。ネットスーパー売上高も96億円となり、今期は200億円を目標にしている。

▼決算説明会資料の中に、23年2月期の新規出店予定の「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」(東京都渋谷区・4月15日開店予定)から、「SUPERMARKET4.0」に取り組むとしている。ライフは、SUPERMARKET1.0を、1953年から始まったセルフサービス方式、同2.0を2000年代から大手チェーンがスタートしたネットスーパー、同3.0を2010年代から始まったチェーンストアでのオーガニック拡大とし、次のフェーズにあたる、新たなかたちのスーパーマーケットを「SUPERMARKET4.0」と定義している。ライフがこれまで旗艦店として出店してきた「セントラルスクエア」、オーガニックに特化した「ビオラル」、そして近年力を入れるネットスーパーが一体となった「次世代型スーパーマーケット」になるという。

スーパーマーケットで、いろいろな企業が業態フォーマット革新への動きが始まっている。今週オープンの次世代型旗艦店舗「セントラルスクエア恵比寿ガーデンプレイス店」に注目したい。

(2022・04・13)