ヨークベニマル、移動スーパー「ミニマル」稼働・・・

ヨークベニマルが、移動スーパー「ミニマル」の運行を開始した。この「ミニマル」だが、福島西店で運用が開始され、月曜から土曜まで運行する。生鮮食品を始め日配品、調味料・菓子などの加工食品、デザート類、おにぎり・弁当・惣菜、日用品など約300品目を車両に積み込み、福島市内の佐倉・成川・北沢又・南沢又・笹谷・笹木野・庭坂・仁井田の各地区を巡回するとある。福島西店の専門の従業員が運行を担当、7月8日から運用を開始したが、福島西店での運行状況を検証のうえ、他の店舗へ拡大していきたいとある。

▼ヨークベニマルは、「電話で宅配」を展開中であった。社会貢献的な位置づけで、ベニマルOBが配送を担当、1回330円の宅配料で店舗販売している全商品をカタログから受注受け、お届けするサービスを展開している。すでに6店舗中3店舗が黒字化を達成しており、今後も展開店舗を増やしていく方針と聞く。人口減と高齢化が進む中、食のインフラ機能としての使命も果たしていきたい考えのようだ。

▼3月1日付で子会社ライフフーズを吸収合併している。複数の製造工場を持ち、高い利益率を誇ることで知られている惣菜子会社だ。この製販一体モデルをベニマルのコア事業にする目的でのことだ。ライフフーズの組織体制は維持したかたちで、デリカ事業本部を新設し、惣菜部、寿司部、ベーカリー部、生産部、人材開発室を設けた。融合は着実に進んでおり、既に「良い結果が出始めている」と大髙善興会長がインタビューの中で明かしていた。特にオペレーション面で有効に働いているという。製造小売業を目指す方針を掲げ、各種の取り組みが推進されている。

▼まん延防止等重点措置解除後、顧客の購買行動が内食から即食簡便へとシフトしている。コロナ特需が終わり、外食含めて他業態との競争が開始されると同時に、世界的な資源高、原料高、急激な円安と逆風にさらされている。足元では、再び新規感染者数が増えている。

この局面に対しどう向き合っていくか。大髙会長は三つのポイントを指摘する。一つは創業の原点に立ち返ること、二つ目がムリ・ムダ・ムラを省くこと、そして価値の創造を挙げている。

「一人のお客様に誠実を尽くす」に立ち返り、感じのいい接客、清潔な売り場、味、鮮度、品揃えが良い。これをしっかりやっていくこと。ムリ・ムダ・ムラの削減では目標を、値下げロス約20億円、総労働時間の5%、電気使用量の7%削減し、電気代や包材などの値上がり分50億円を吸収したい考えのようだ。

厳しい局面に対する取組みが、各地のスーパーマーケットの施策として明確になって来た。

(2022・07・11)