コーネル大学RMPジャパン修了生の著書が話題に・・・

大学時代の友人M氏が浜松に住んでいる。地元で自動車パーツ、精密部品を生産する企業の経営者だ。彼から久しぶりの声掛けがあり、話を進めて行くうちに東三河と浜松で12店舗を展開する「クックマート」の話題になった。この企業は、非常に興味深い企業のひとつである。そして社長の白井健太郎氏は、コーネル大学RMPジャパン第4期の修了生で、特別な印象を持った受講生の一人だからでもある。

▼部品メーカーの経営者がスーパーの話をしたのは、東愛知新聞(9月3日)に載ったからだ。M氏は、「競争しない戦略が反響」と題して、食品スーパー「クックマート」の白井健太郎社長が、ビジネス書『クックマートの競争戦略 ローカルチェーンストア・第三の道』(ダイヤモンド社)を出版した。それが発売から3週間で増刷になるほど、大きな反響を呼んでいるとあるが、小売業界にいるので知っているか?というものであった。

▼早速、Kindle版で読んでみた。クックマートは、95年創業と業界の中でも後発ながら、年商315億円を超えるなど、地域を代表するスーパーに成長した。その鍵を握るのが、自社の強みを見つめて伸ばしていく「競争しない競争戦略」だとある。白井社長は「生鮮食品を扱い、地域によって食文化が違う中で、大手の真似をしてもうまくいかないのは必然だった」と語る。ユニークな戦略の背景や事例、組織戦略、目指したい姿などを解説している。

▼地域の活気が集まる場所が店舗であるという強みを見つけ、深夜営業、価格を訴求したチラシ販促やポイントカードなど、企業として「やらないこと」を決めた。入社時に感じた違和感の正体を振り返り、独自戦略をひもとく。学生時代やサラリーマン時代を振り返り、組織文化や社内制度を解説している。最終章では、人口減少社会でのローカルスーパーの展望を示している。是非、手に取ってほしい本であり、購読をお薦めしたい。

2023/09/14

クックマートは、テレビでも取り上げられていた。下記のYoutubeサイトでご覧頂きたい。

https://www.youtube.com/watch?v=7VLSOkFwoiQ&t=1828s