米国店舗視察は、スタイルを変える必要が・・・

米国での「ネットスーパー」という言葉は、「Online Grocery」の事で、アプリやホームページ等のネットで購入した食品(生鮮品を含む)を宅配やカーブサイド・ピックアップなどで受け取るサービスと日本でのそれと概念が少し異なる。米国のスーパーマーケット全体に占めるネットスーパーのシェアは、29.8%とある。ウォルマートのネットスーパーのシェアは、5~7月期決算で35.5%になり、昨年に比べ約5ポイントも伸長している。

▼ウォルマートは、業界全体に比べ大きく引き離しているネットスーパーの構成比になるが、「昨年8月食品インフレ率は1年間で13.5%とピークを記録したことでネットスーパーでのプライスリーダーの役割を強化しているから」と調査会社Brick Meets Clickは分析している。富裕層を含め、価格に敏感になっている消費者がウォルマートのネットスーパーを利用しているようだ。特にモバイルアプリの使い勝手は最強レベルのようだ。

▼「It’ easier in the app」に「Voice shopping」「Virtual try-on」「View in your home」などのアプリ機能で使いやすさを訴求している。特にネットスーパーアプリの使い勝手は秀逸とのこと。ストアアプリに触れたことのない主婦でも生鮮品等のショッピングを直感的に楽しめるようになっており、レシピサイト「Tasty」等からも意識することなく必要食材をショッピングカートに入れることができるという。

▼カーブサイド・ピックアップ時には利用者の居場所をフォローしながらピックアップ時間枠内に注文品を渡せるよう工夫したり、ストアマップや利用者作成のショッピングリストに対応したプラットフォームの起動をしたりとかあり、アプリを使用しない買物は考えられないという。研究開発費を投入してアプリを使いやすいよう洗練させているのだ。米国の店舗視察は、優れたアプリを介してネットスーパーを体験することが必須になった。

2023/09/30