「アマゾン、ネットスーパー北海道でも 今冬にもアークスと」(日本経済新聞10月4日朝刊)の見出しで、アマゾンジャパンが、北海道でもネットスーパー事業に参入すると発表したとある。アークスと組み、今年の冬にも札幌市と北海道北広島市の一部で開始する予定だ。アークスは21年からネットスーパー事業に参入しており、今回はアマゾンの配送網を活用し、北海道内でネットスーパーを手掛ける同業他社に対抗する。
▼アマゾンのプライム会員向けのサービスで、アマゾンのサイト内で注文を受け、アークスの実店舗から、生鮮食品や日用品など約9000アイテムを最短2時間で配送するというもの。当初の対象エリアは約50万世帯で、順次拡大する方針とある。アマゾンはすでにライフコーポレーションやバローホールディングス、成城石井と組んで首都圏や関西、愛知県でネットスーパー事業を展開している。北海道での事業開始にあたって、アークスと連携した。
▼アークスのネットスーパー「アークスオンラインショップ」は、24年2月期の売上高を12億円に想定、これは前年実績の3倍以上の数字になる。今年6月には盛岡市でもサービスを開始し、この10日からは室蘭市周辺を新たに配達対象エリアに加えるなど事業拡大に力を入れている。ライフコーポレーションはアマゾンとの連携後に、ネットスーパーの売上高を大きく増やしている。猫宮社長の「あと5年で100億円」も現実味が出て来た。
▼具体的な開始日や配送料は今後調整するとあるが、北海道内は他社と激しい競合が続く。08年にネットスーパーに参入したイオン北海道は、離島を除く北海道全域が配送可能エリアだ。コープさっぽろは1997年から宅配事業で戸別配送を始め、23年3月期の事業売上高は1000億円を超えている。西友も楽天グループと組み札幌圏で展開する。ネットスーパー市場は拡大を続けているが、各エリアで顧客獲得競争が俄然、熾烈になってきた。
2023/10/08
