コーネル大学RMPジャパン、12期の3つの柱・・・

コーネル大学RMPジャパン12期の開講講座が18日の記念講演に続き19日には、日米小売業のトレンド解説とディスカッションが行われた。今年度のテーマは、「流通・小売業革新への挑戦!」と題し、サブテーマとして「ポストコロナ禍を機会と捉え、我が社の独自性を磨き上げる」というものだ。初日から受講生の積極的な発言が飛び交い、成果が上ることが十分に期待できるスタートが切れた。

▼インフレ、円安、エネルギーコストの上昇などによる不況感、それに伴う消費者の変化や所得格差が生まれる中にあっても、多様化や個別化はますます進行する。成熟した社会にあって、食品スーパーと取るべき道は何かを追及していかねばならないと思っている。日米の流通小売業の比較も含め、これからのチェーンストアのあるべき姿、取るべき道は何かを、受講生と講師とのインタラクティブな授業を通じて探っていきたいと思っている。

▼カリキュラム構成は、3つの柱から構成されている。Ⅰ 食品スーパーを取巻く環境を知る。これには、米国小売業動向、競合状況、他業態(含むEC)動向、生産者・製造者動向、サプライチェーン動向、DX動向、法令動向などの解説を用意した。Ⅱ 経営理論を学ぶ。世界で標準となっている経営理論を知り戦略に結び付けるために、専門家から直接の講義を頂く。Management、Accounting、Finance、Marketing、Operations and Information ManagementおよびStatisticsから構成した。

▼そして、Ⅲ 小売業の実務に沿った演習を体験する。これは、修了論文作成を通して、① 戦略ポジショニングの見直し、② 事業モデルの変革、③ 商品バリューチェーンの強化、④ 最適店舗オペレーションの構築、⑤ デジタル・テクノロジー(DX)投資と徹底活用を演習体験していくものだ。これら3つの柱を学ぶことで、足元の食品スーパートレンドである低価格訴求、ミールソリューション、地域対応、PB開発、ブランディング、小商圏小型店舗、新しい顧客づくり推進のより強い力になることを期待している。

2023/10/20