10月18日(水)、19日(木)の二日間、10月度講義を実施いたしました。
前回の11期は新型コロナウイルスの影響の為、後半がすべて動画視聴となってしいましたが、
今年より第5類へ移行ということとなり2019年の開講以来、久しぶりの開講となりました。
1コマ目はコーネル大学RMPジャパンプログラムディレクターの大塚明氏による本講座
開講にあたるプログラム説明・オリエンテーションです。
本講座のカリキュラムの目的と構成について説明があり、食品スーパーを取巻く環境や経営理論についてのお話がありました。
2コマ目は世界の食品小売業のトレンドをダン・フッカー先生よりアメリカ中心に概説を、
大きな流れの一つである「デジタル化」の動きの例として、Shipt社・ビジネス開発担当・バイスプレジデントのアレクサンダー・ロス氏より取組事例を説明いただきました。
ラストワンデリバリー問題やオムニチャネルについての課題が挙げられ、進化する食品業界を
どう生き残るかという重要な課題についてお話がありました。
3コマ目は(株)ダイヤモンド・リテイルメディア取締役・編集局長の千田直哉氏による
「日本の小売業態動向」をテーマとした講義です。
日本の小売業の8つの業態について、各業態の事例を挙げ業態の現状や今後の方向性に
ついてお話がありました。
また、日本の小売業態の動向を解説して頂き、スーパーマーケット企業の現在の立ち位置を
確認し「危機意識」を感じ取り、その上で「具体的にどうしていくのか?」を考えることが
重要であるというお話があり、大変考えさせられる講義でした。
4コマ目は小売企業の環境を踏まえ、SWOT分析を行ったうえで「小売の未来の姿」について考えるグループワークが行われました。
受講生自ら考え・ディスカッションしていくアメリカスタイルの講義が行われ、各グループ活気のあるディスカッションが行われました。
2日間大変お疲れ様でした。
来月からもがんばってまいりましょう。