店舗見学に推した注目店は・・・

2月14日(水)から16日(金)まで開催された「第58回スーパーマーケット・トレードショー2024(SMTS 2024)」が、大盛況の中で幕を閉じた。食品スーパー関係者だけでなく、食に関係する者にとって必見のものだ。15日と16日に訪問させて頂いたが、来場者が多く、ゆっくりブースを見るのが難しかった。それほど関心を集めた展示会であり、近未来の食品スーパーを経営するに重要なヒントが満載されたものであった。

▼展示ブースを見学もそうだが、久しぶりに多くの方々の元気な姿を見ることの出来る空間も用意してくれる。入館すると早速、2月6日に発表があった(株)カスミの塚田英明専務取締役に合うことが出来た。現任は、事業戦略担当(兼)営業統括本部マネジャーだが、3月1日付で代表取締役社長に昇格する。店舗開発や営業統括本部、商品開発本部など歴任しての昇格だが、コーネル大学RMPジャパンの1期生でもある。持ち前の手腕を存分に発揮して頂きたい。

▼「久しぶりに上京したので、周辺で見ておいた方が良い店を教えて欲しい」このフレーズは、トレードショーの時に毎年飛び交うものだ。ここ何年かは、コロナの影響もあり自粛していたが、今回は復活した。見学を進めるに話題の店舗は見ておきたいと思い、先週は何店舗も見学させて頂いた。片手に見学したリストを持ち、最初に薦めたのが、昨年の10月に開店した「オーケー銀座店」になる。地下1階・2階で売場面積647坪、23年で、最も注目を集めた新店になる。

▼東京・銀座の商業施設「マロニエゲート銀座2」であり、このエリアでの食品スーパー出店は異例、加えて、ユニクロ、GU、ダイソーらの商業施設は、銀座では異例の存在と言える。しかも、開店から3カ月以上経つのに、朝から夜までお客が途切れない売場づくりは一見の価値がある。強力なマグネットが惣菜売場になる。オーケーの人気商品に加え、A5等級の和牛を使ったすき焼き弁当など銀座限定の商品も開発。オフィスワーカーから業務筋、タワマン住民、外国人旅行客まで幅広いニーズを掴んでいるようだ。

2024/02/18