店舗見学に推した注目店は・・・③

都内の住宅地域で圧倒的な支持を得ているオオゼキの新店も立ち寄っておきたい店舗である。中央線の西荻窪駅から徒歩で5分ほどの場所にある「オオゼキ西荻窪店」は昨年11月に開店した。小型店であるが、ちょっとしたこだわり品までを品揃えしている。特に生鮮食品の鮮度感と売価訴求は上手だ。西荻窪駅に直結の西友、周辺にはサミット、ライフ、吉祥寺駅との中間地点にはオーケーもあり、競争店との戦いぶりを見られる。

▼小田急線「成城学園前」駅北口の目の前にある「成城石井成城店」は、成城石井の1号店になるが、この店舗が、昨年11月に新旗艦店として改装オープンしている。コロナ禍を経て、住宅街の路面店の存在価値が見直される傾向にある中で、改めて路面店強化を掲げたチャレンジを見ておきたい。「温故知新」をコンセプトに「商品」「店づくり」「おもてなし」の水準の向上を目指している。

▼東京都エリアでは、他に注目の店舗には、介護施設の1階に出店の「そうてつローゼン品川南大井店」がある。この店舗は「そうてつローゼン」の東京23区内出店の1号店で小型店の確立を目指しているようだ。「サミットストア新大塚千川通り店」は、インストア加工の即食商品に力を入れ、サミットの魅力を打ち出している店舗で、特に有名店とコラボした商品を提供するなど、特徴ある品揃えを展開している。

▼ドン・キホーテのPPIHが運営する大型複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」内に展開されている新業態で、ドン・キホーテオリジナル商品の中でも選りすぐりの商品を中心に品揃えされている「ドミセ」。イオンモールが新たなコンセプトとして開発、日常の中、街歩きの中で、ふとたどり着く“自然と自然に落ち着ける場所”を目指すとある商業施設「JIYUGAOKA de aone(自由が丘デュアオーネ)」とここに出店の「ピーコックストア自由が丘店」などを推薦させて頂いた。

勿論、神奈川エリア、千葉・埼玉エリアにも、取り巻く課題を反映した各社の取り組み、新業態開発が活発化している多くの店舗が存在する。きっと足を運んで下さったと思う。

2024/02/20