2月21日(水)、22日(木)の二日間、神戸市の流通科学大学で
2月度講義を実施いたしました。


思い起こせば、第11期は2020年のこちらでの講義を最後に
新型コロナウィルスの感染拡大によりオンライン講座へと
移行せざるを得なくなってしまいました。
こちらの大学にうかがうのは4年ぶりです。
あいにくの雨模様、、、、
まずは学校法人中内学園理事長 中内潤 氏による
「中内㓛(ダイエー)は何を目指したか~ダイエーグループ創業と流通科学大学創設~」
をテーマとした講義でスタートいたしました。
ダイエーの歴史や流通業界、流通科学大学設立の経緯についてお話していただきました。
企業の存在意義についてや、中内㓛氏のご子息の立場でダイエーの経営面等の話をして
いただき、とても考えさせられる講義内容でした。
その後、流通科学大学内の「中内㓛記念館」「ダイエー資料館」「キャッシュレジスター
博物館」を見学し、各歴史を学ぶ事が出来ました。



1日目最後のコマは、流通科学大学商学部教授 清水信年 氏による
「マーケティングの考え方」をテーマとした講義です。
マーケティング発想の経営についての話があり、「作った製品を売る」のではなく
「売れる製品を作る」ことがマーケティングであるという説明がありました。
マーケティング活動の第一歩として、STP(S:セグメンテーション、
T:ターゲティング、P:ポジショニング)と4P戦略について考えることの重要性を
説明頂きました。
2日目も引き続き、清水信年氏による「ケースで学ぶマーケティング」をテーマとした
講義です。
エスエス製薬の「ハイチオールC」と「母になるなら流山市」の2つの事象に対しての
マーケティング戦略についてのケース・ディスカッションを5つのグループに分かれて
行いました。
少し変わったワールドカフェ方式のディスカッション方法で行われましたが、
非常に活発な議論が各グループ行われました。


先生方、流通科学大学関係の皆様、2日間大変お世話になりました。
受講生たちは、関西への出張を機会に、様々な店舗視察もしていたようです。
大変内容の濃い2日間となりました。