コーネル大学RMPジャパンの講義の中でも再三に渡り話されたが、新コンセプト店舗の「SIP(シップ)ストア」開店情報が広報された。SIPの意味はセブン‐イレブン・ジャパンの“S”とイトーヨーカ堂の“I”、それにパートナーシップの“P”をとったもので、コンビニエンスストアと食品スーパーを融合した新型店を展開するものになる。消費行動の変化で都市型小型店の人気が拡大する中、新たなノウハウを蓄積し、グループの構造改革を進行させる店舗になる。
▼千葉県松戸市に2月29日に1号店を開く。新コンセプト店舗「SIPストア」として「セブン‐イレブン松戸常盤平駅前店」をリニューアルオープンするものだ。売場面積が約88坪、取り扱いアイテム数は約5,300アイテムという。店舗面積はコンビニの約2倍、商品アイテム数も平均的なコンビニが約3000アイテムなのでこちらも1.8倍超になる。イトーヨーカ堂の調達網を生かして生鮮品などを充実させるものだ。
▼商品は、「Peace Deli」で製造された鮮魚や精肉を取扱い、生鮮食品の品揃えや展開方法、商品管理のスキルやノウハウを活かした展開がされるのであろう。「Peace Deli」だが、昨年の3月にグループの共通インフラとして稼働を開始したもの。精肉・鮮魚の加工やミールキットを製造する食品製造工場で、徹底した温度管理のもと、最新の包装機により販売期限の延長も実現している。包装資材を含め環境配慮実現のための設備も備えている。
▼従来のセブンイレブンにはない生鮮品、チルド食品や冷凍食品の売場拡大、「アカチャンホンポ」との連携によるベビー用品の品揃え、「ロフト」と連携した日常使いの雑貨提案などもあるという。この店舗、急速な環境変化の中、変化するお客さまの消費行動や生活に対する価値観、そして幅広いニーズに対応するためのテスト店舗として位置付けているが、いずれ、「まいばすけっと」、「ローソンストア100」との戦いになるのであろう。
2024/02/29

