どんな事が出来るのだろうか・・・

米国大統領選挙のニュースが報道各社のトップを飾ることが多くなった。前半戦のヤマ場は西部カリフォルニアや南部テキサスなど15州の予備選が集中する3月5日の「スーパーチューズデー」になる。この日だけで総代議員数の4割近くが割り振られるからだが、その結果、共和党の候補者選びで、ニッキー・ヘイリー元国連大使が6日、撤退を表明した。民主党は現職のバイデン氏が候補指名を得るのは確実な情勢。支持率低迷するものの、有力な対抗馬は出ていない。

▼各報道機関の論調は、トランプ氏の米国大統領再選が現実味を帯びているように書かれている。私には、直接的に何も関係は無そうだが、何だか不安感が頭をもたげる。誤解を恐れずに言えば米大統領選挙でトランプ氏が勝って喜ぶのは、プーチン大統領とネタニヤフ首相になるのではないかと思う。米国の支援打ち切りでウクライナ戦争はプーチンが優位に立ち、ガザ地区は無差別空爆が続き中東危機に発展するのではないかと思える。

▼トランプ氏が、中距離核戦力全廃条約を破棄したことがウクライナ戦争でプーチン大統領が核の脅しを繰り返すことに繋がっているのではないか。冷戦状況を終結に導き、核軍縮の土台だった条約の破棄で核危機は高まったと思える。中東危機も、アブラハム合意でイスラエルとアラブ国との国交を斡旋し、パレスチナは無視された。ハマスの攻撃はトランプ路線への反撃ともいえるのではないかと素人ながら考えてしまう。

▼さらにパリ協定も再離脱するだろう。電気自動車(EV)支援もやめ、脱炭素は危うくなりそうだ。中国への60%を超える関税は、米中経済戦争も更に激化し、自由貿易も危うい。分断の時代が今以上に鮮明になりそうだ。トランプ氏は自国優先を徹底するだろうから、11月選挙での米国有権者の選択次第で全世界が揺らいでしまわないだろうか。国際社会は民主世界を守るため、どんな事が出来るのだろうか。

2024/03/14