12期3月度講義を実施いたしました

3月13日(水)、14日(木)の二日間、3月度講義を実施いたしました。

1コマ目は、株式会社西友 代表取締役社長 大久保恒夫 氏による
「これからのスーパーマーケット経営に望むこと」をテーマとした講義です。
スーパーマーケット業界の利益率の低さについて触れ、安売りをするのではなく
新しい価値を創造することで利益率を高めていく重要性についてお話がありました。
また、経営の基盤である「人材教育」と「情報システム」の2つを強化することが
重要であるとの説明があり、大変勉強になる講義でした。

2コマ目は、法政大学経営大学院・教授 豊田裕貴 氏による
「ビジネスデータ活用とデータ分析」をテーマとした講義です。
ビジネスでデータを活用する時に、どんな分析手法があり、何ができるかを知って
おく必要があるという話がありました。
データ分析の4つの手法「要約」「関係性」「分類」「縮約」についての説明があり、
特に「要約」と「関係性」について詳しいお話がありました。
どれだけすごいデータも使えないと意味がないという話もあり、とても考えさせられる
講義でした。

翌日の3コマ目は、静岡産業大学経営学部 准教授 岩本武範 氏による
「社内データを売り場に活かす」をテーマとした講義です。
講義の始まりに、「意思決定」を行うために「データ分析」があることを強調されました。
エビデンス(原因)があり意思決定(結果)に繋がるという因果関係を考える重要性について
何度も説明がありました。
課題設定が不十分だとデータ分析も意味のないものになってしまうという話があり、
大変勉強になる講義でした。

4コマ目は、ビジネス・ブレークスルー大学大学院 経営学研究科 教授・公認会計士
櫻庭周平 氏による「ビジネスプラン(終了論文)作成指導②」をテーマとした講義です。
はじめに、企業の長期的目標と中期経営計画の策定方法について説明がありました。
次に、財務諸表上での損益分岐点売上高の計算方法、各スーパーマーケットの数値について触れ、
財務指標をベースに中期経営計画を作成する重要性についてお話がありました。
修了に向かっての折り返し地点を迎え、修了論文の作成も本格化します。
受講者間では、勉強会を実施しようとの声もあがっており、ますます活気が出て参りました。
後半もよろしくお願いいたします。