ホールフーズも「Just Walk Out」を撤去・・・

「Whole Foods Market」も自動決済システムの「Just Walk Out」を撤去するとのことだ。Amazonは先週、「Amazon Fresh」に導入されていた「Just Walk Out」を全撤去すると発表したばかりである。米国小売業のDX戦略の象徴としてこのシステムの動向は気になっていたが、業界ニュースを聞きかじった情報とは異なる次元で動いていたようで、現場で使えるレベルではないと判断しての撤去なのだろう。この技術は他社に販売して来たのだが、痛手にはならないのだろうか。

▼22年2月、ワシントンDCに約600坪とWhole Foods Marketとしては小型のグローバー・パーク店、また翌3月にロサンゼルス・ダウンタウンから北西に20㎞程離れたシャーマン・オークス地区にさらに小型(約250坪)のシャーマン・オークス店と続けて「Just Walk Out」導入の店舗をオープンした。コロナ禍のなかでの話題の店舗であったので、業界ニュースとしてあちこちに取り上げられた。少し知ったかぶりして皆さんにお伝えもした。

▼これらの店舗、支払方法が2つあるハイブリッド型で、Amazonのアカウントに紐付いているアプリのQRコード、クレジットカード(またはデビットカード)を挿入する方法、手のひらによる生体認証「Amazon One」での入店、決済方法。それに、ジャスト・ウォークアウトとは別にキャッシュなどで支払いができる通常のレジも備えたものだ。有人のフルサービスレジ1台とセルフレジ3台程度の割合であった。フルサービスレジは、10アイテムもおけば一杯となる小さなテーブル型で買い物客は難儀していたようだ。

▼顧客の生の声も、口コミサイトで見ると、グローバー・パーク店が5ツ星評価で2.8と低評価だ。シャーマン・オークス店でも2.3となっている。ホールフーズの客層は学歴が高く、年収も高い。天井からぶら下がった、1,000個にもなるカメラやセンサーでプライバシーが気になるようだ。またジャスト・ウォークアウトの会計ミスなどのエラーもしばし指摘されている。なおWhole Foods Marketでは、「Amazon Dash Cart」を6店舗でテストを行っているともある。

2024/04/14