店舗対応としての課題は何かとの質問の答えを集約すると、① 世代間のギャップをどう埋めていくのか、② 生活(富)の二極化の進行、③ デジタル格差への対応ということになる。それぞれの項目ごとに具体的に解決しなければならない課題があるのだが、デジタル格差については、レジ操作を自分ですることに不安を覚える顧客が多いというものであった。勿論、店舗の立地エリアによって随分と違うのだが、慣れを待たねばならないのだろう。
▼一般社団法人 全国スーパーマーケット協会の年次調査によると、セルフレジ設置企業の割合は31.1%、セミセルフレジ設置企業の割合は78.2%と共に増加傾向が続いている。保有している店舗数が11店舗以上の企業では、セミセルフレジ設置企業の割合が80%以上となっており、しかも地方圏の方がやや高くなっている。レジレス導入企業の割合は全体で3.0%。保有店舗数51店舗以上の企業では導入率が約10%となったとの事だ。
▼米国では、チェックアウトの技術革新に伴い、万引き対策に頭を痛めているようだ。コストコで買い物すると出口でレシートの提示が求められる。Costcoでは、常駐するスタッフがレシートとカートの商品が一致しているかどうかをチェックしているが、Walmart傘下のサムズクラブでも同様な方法で万引き対策を実施している。これを、食品スーパー最大手のKrogerが始めたことで話題になっている。オハイオ州内の6店舗のみの実施なのだが、顧客から文句がすでに上がっているという。
▼店舗入り口に「Receipt Required when you exit the store(お店を出る際にレシートが求められます)」と告知している。スーツケースやダッフルバッグ、キャリーバッグの持ち込みを禁止することも表示されており、案内板には「バックパックやバッグ類、容器などを調べる権利を私達は有しています」とも記載されている。多くの顧客にとって確認のために再び行列に並ぶことが苦痛なのだろう。出口付近から行列が伸びてしまうという。
万引きと言っても、日本の私どもが体験するものとはスケールも、被害額も桁が違うようだ。
2024/06/02
