10人での会議には、4人以上が女性であることが重要・・・

食品スーパーの組織運営に関する話題だが、また聞きのまた聞きであることをお許しいただきたい。では誰の話を誰から聞いたのかと言えば、東大名誉教授の御厨 貴氏の話を島田研究室の島田 陽介氏から聞いた話である。島田氏が5月20日にネットで行われた「日本記者クラブJNPC」で、御厨氏の専門である「政治」の話を聞いた。話は「派閥とお金」についてであったが、講話の後の質疑応答でのコトバについてである。

▼御厨氏は、「政党の地方支部での会議を活性化するには、どうすればいいか」との質問に答えて、「会議に10人のメンバーが参加したとして、その内4人以上が女性になることが重要である。3人以下だと、女性メンバーは女性メンバーに「話す」ということをしないからだ」と答えたという。これを聞いた島田氏は、ピンときたと言う。「これは政党地方支部よりも、流通業にこそ当てはまる指摘である、と思ったということだ。

▼なぜ御厨氏は、10人の会議で女性が4人以上になると、女性が女性に話をし出す、それが会議を実りあるものにする、といったのだろうか。多くの会議は男性で占められている。その会議で、男性は、男性に話していると自覚などなく、「普通」に自分の意見を述べているはずである。それが「男性が男性に話す」ということである。ところが10人中3人が女性の場合は、本人は無意識でも、彼女たちは「男性」に向かって話しているのである。本人は無意識にでも「男性に話している」と思うことは、構えて話しているということなのだ。

▼だが会議のメンバーが、10人中4人以上が女性になった時、「女性が女性に話す」ことを始める。それは「男性」を意識して話すのではなく、「普通に話す」ということである。女性3人以下の「会議」においては、男性は男性を意識して話していないのに、女性は女性としての意見を求められていると無意識に考えてしまっていると言う。だが本当に必要なのは「女性」としての意見ではなく、単なる「意見」が大事というのだ。そこにこそ、本当の意味での「女性」の意見が込められているという。

2024/06/18