ポジショニングを目にみえる形にした店づくり・・・

コーネル大学RMPジャパンの修了研修でニューヨーク州イサカ市からニューヨーク市に移動した(予定だ)。今週は、渡米前にセットアップしておいたもので、リアルタイムでの報告ではない。Stew Reonards Yonkers店など何店かを見学し、マンハッタンに着いている予定だ。コーネル大学の故ジン ジャーマン教授から学んだ事だが、「基本業態」に「ポジショニング」を意識して個性を確立すること。「フォーマット」という言い方になるのだろうが、あと3日間は米国小売業の各種フォーマット体験の場にしたい。

▼自社の強いところを更に尖がらせる。その為にこだわる。顧客にそれを伝え、印象づける。そうすることで独自のフォーマットを創り上げて来た企業店舗を体験するのだ。「フォーマット」という言葉、チェーンストアを目指す研究団体、ペガサスクラブ(日本リテイリングセンター)の定義によると「業態」とは、Type of Operation(for Selling)で商売の形(例:セルフサービスなど)で、「フォーマット」は業態類型(例:スーパーマーケット、日本型スーパーストア、コンビニエンスストア、ドラッグストアなど)の意味になる。ペガサスクラブの企業も日本には非常に多いため、社内用語なども含め使用する時の注意が必要だ。

▼ここでの使い方は、「スーパーマーケット」業態の中の「ディスカウント」フォーマットという使い方を取らせて頂く。ポジショニング要件が、① 差異性であり、② コミュニケーションとプロモーションの違い、そして③ 非機能面の効用にあると言われているが、目に見える要素の一つが「店づくり」である。自分の店舗顧客に「らしさ」を知らし、印象づけるためには重要な要素である。米国の小売業は、自店顧客が快適さを感じ、ファンにさせる為の工夫が本当に上手い。

▼「米国のホールフーズ・マーケットやウェグマンズ、カナダのロブローズなどの店舗を視察しベンチマークしていた。これらの店舗から影響を受けた内装」という広報の説明があったが、大胆な試みがなされ、「天井高」「床面の斬新なカラー」「壁面の工夫」「売場サイン」など驚きだ。ヤオコー武蔵浦和店の事だが、特に青果から精肉までの店内床面の約7割が濃いオレンジ色、洋日配、惣菜・ベーカリーの床面は一転、コンクリート打ちっ放しのようなグレーとしている。このデザインを思い浮かべながらニューヨークの店舗を視察したい。

2024/07/12