16日のコーネル大学RMPジャパン第13期の開講記念講演に続き、17日は、教授二人によるコーネル大学の歴史や教育方針、特徴などの説明があり、その後、幾つかのテーマを受講生間でディスカッションした。プログラムの目的は、① 創造と変革のための能力を身に着ける、② 「自分らしさ」を発見し、「志」を醸成する、③ 最新知を得、受講者同士で未来を語る場の提供することだ。早く環境に慣れて、大きな成果が上ることを祈らざるを得ない。
▼プログラムのオリエンテーションは、「企業(組織)の宿命とは何か?」の質問から始めた。これを、ドラッカーの「利益は“目的”ではない、継続の“条件”である」とのフレーズに繋げ、そして氏の『経営者に贈る5つの質問』(ダイヤモンド社)の開設をする。いかなる組織、いかなるリーダーにも5つの質問を考え抜いて欲しいのだ。「われわれのミッションは何か?」との組織の存在理由についての問いから始まるものだが回答するのは難しい。
▼この質問、「われわれの顧客は誰か?」、「顧客にとっての価値は何か?」、「われわれにとっての成果は何か?」「われわれの計画は何か?」の5つの質問に繋がるのだが、シンプルな問いながら、意味深い問いになる。経営のツールとして、組織とその活動全体を評価する為のものとして重要度を高めている質問だ。ミッションとは、組織の中にあって心を燃え立たせるもの、それにより憶えられたいものであり、組織全体を左右するものになる。
▼ドラッカーは、1990年代の未来志向の高まりの中、「組織は、顧客の為に自分を見つめ、自身の強みを認識して直面する問題を確認、イノベーションを推進して、顧客から見て不要なものを切り捨て、成果を追求する必要があるので、このツール開発になった」とある。それまでの組織は、良いことさえ推進していれば満足出来たのだが、これからは、評価され得る成果を出し、世の中を変えて行くことが出来ねばならないと説いたのだ。
2024/10/19
