Z世代へのアプローチを考えると・・・

今回の衆院選比例代表の得票数が、自民党では、過去最少の1458万票に落ち込んだとある。政治的な分析をするつもりはないが、有権者の怒りがはじけたと言える事に加え、政治的な関心の高い、若年層の自民支持の動きが変わりつつあるということに興味を覚える。10~30歳代の若年層の自民支持が他世代に比べて分厚いという特徴だった第2次安倍政権以降でみられた傾向が崩れたことになる。

▼若年層の政治への期待は、「実行力」にある。批判は別として、アベノミクスによる景気対策、外交・安全保障の面での政策転換などを果たしたことが支持を受けた。比べて旧民主党の勢力は、批判に傾きすぎていることで、実行力が無いと受け止められていた。では、何故、若年層の自民支持がはがれたのか考えると、明確な政策的なメッセージを感じられないということのようだ。何をやりたいか分からないという印象があったのだろう。

▼加えて、就任後すぐに解散・総選挙に踏み切った点が信頼感を著しく損ねたのだ。若年層の票を吸収したのは国民民主やれいわ新選組になるのだろう。特に国民民主が議席を伸ばした要因は、どの政治評論家、ジャーナリストも述べているが、① SNSの露出度の高さ、② 対決より解決という姿勢、③ 手取りを増やすとうたった経済政策になる。若者にとって手が届くと感じられる表現で、従来とは異なる新しさ、付加価値があったのではないか。

▼小売業界のZ世代へのアプローチにも繋がるかも知れない。このZ世代を表すキーワードとして、「デジタルネイティブ」、「多様性への理解と尊重」、「クリエイティブ」、「長期的な視野と社会的責任」、「シェアリングエコノミーの利用」がよく言われている。すべてのZ世代の人々がこのような特徴を持っているわけではなく、個人差があるのは勿論だが気にはなる。日本でのZ世代、人口的なウェートは低いが、お客さまになっていく若者たちだ。

2024/11/03