11月の別名を「霜月」という。旧暦・陰暦での11月のことになる。現在使われているのは「グレゴリオ暦」で、太陽の動きから作られた暦のため「太陽暦」とも呼ばれる。太陽の動きに合わせた暦なので、月日と季節が一致しているのだが、旧暦は月の満ち欠けで月日を定めたため、1年間が約354日になり、調整のために19年に7回ほどの割合で「閏月」を設定し13ヶ月の年を作り、ずれをまとめて調整していた。「霜月」は冬の季語となる。
穫を感謝する意味を持つ「食物月」が省略され「しものつき」となり、そこから「霜月」になったという説もある。11月は収穫を祝う行事があり、収穫したものを食べる月であることから「食物月」とされていた。和風の月名は、稲作が関連している。ただ、霜月は紅葉や段々と冷えていく時期になるはずだが、今年の異常気候では、何もかもズレを生じているようで、富士山の初冠雪も見ていない。統計開始から130年間で最遅記録更新中という。
▼コーネル大学RMPジャパン13期だが、10月の記念講演に続き、今月から、本格的なカリキュラムが開始される。今月のテーマは、「小売業の革新(業態変遷)と業界を取巻く環境把握」になる。特にデジタル技術の発展と普及により、顧客の購買行動が変わり始めた。また、人口構造の変化に加え、物価上昇や気候変動に伴う商品調達への影響、人手不足と人件費の高騰などの課題も輻輳している。大胆な改革に取組む必要が生まれて来ている。
▼コトラーは著書『戦略的マーケティング』のなかで、「調査を行わずに市場参入を試みることは、目が見えないのに市場に参入しようとするようなもの」と述べ、環境分析の重要性を説いている。企業にとって、マクロ環境はコントロール不可能ながら、組織にとっての機会や脅威をもたらすものだ。この外部環境を把握し、自社への影響を図るフレームワークである「PEST(Politics・Economics・Society・Technology)分析」からの取組になる。
2024/11/04
