2025年を予測してみるのも面白い・・・

昨日も記したが「日経トレンディ12月号」で今年のヒット商品ベスト30特集があった。われわれ業界で販売に関わった商品の解説を見てみたい。先ずは6位に選ばれた「キリンビール 晴れ風」、約3カ月間に年間販売目標の約7割となる300万ケースを達成、目標を550万ケースに上方修正した。ビール好き以外も含む幅広い層をターゲットに据えた戦略が奏功し、17年ぶりのスタンダードビールとして定番化に成功した。

▼11位のアサヒビール「未来のレモンサワー」。6月から関東甲信越地域で2回にわたって数量限定販売され、チューハイの千人当たり金額では、地域限定商品であったのに全国での2位、3位を獲得。フルオープン缶の中にレモンスライスを封入するという、世界初の仕様が人気を生んだ。レモンフレーバーのチューハイ市場に、再び脚光を当てたことになる。

13位、ニップンの「オーマイプレミアム もちっとおいしいスパゲッティ」。2月の発売から半年強で500万袋を売り上げた。600億円規模の一大市場の乾燥パスタだが、味や食感の進化はここ数十年なく、この商品のアルデンテに代わる新しいおいしさ、もっちり食感が好評の源になった。

▼20位は、ハウス食品の「X-BLEND CURRY(クロスブレンドカレー)」。昨年8月の発売後、親も子も満足できる“スパイス感”推しでヒット、定番ひしめく市場で累計1000万個を突破している。22位は、山崎製パンの「薄皮たまごぱん」。「薄皮」シリーズは23年の歴史を持つ、薄皮ならではの満足感や、小さい総菜パンとしての使い勝手の良さが支持されて来たが、シリーズの定番入りは久しぶりという。1月の発売以降、累計1500万袋を突破した。9月まで100万袋以上の高水準を維持した異例の売行きが続いた。

▼25位は、味覚糖「忍者めし 鉄の鎧(よろい)」。品薄状態を連発、ブランド全体でも昨年比1.8倍を達成した。グミ売り場はヒット商品の“源泉”になっている。その中でインパクトを与えたのが「忍者めし 鉄の鎧 グレープ味」だ。昨年12月の発売時には1週間ほどで完売。今年4月の再販時には初回時の2倍、24年9月下旬の再再販時には3倍の数量を準備したが1週間ほどで品薄状態になったという。独特のカリッとしたクランチ感と弾力の相乗効果で、硬めのグミに慣れてきた消費者に新たな刺激を与えた。

これらの動きを見て、2025年を予測してみるのも面白いのではないか。

2024/12/04