コーネル大学RMPジャパン1月の資料がアップされている。1月は「経営戦略」と「ファイナンス」になるが、ケーススタディの資料だ。年末・年始の商戦で多忙と思うがしっかり準備して頂きたい。「経営戦略」とは曖昧な言葉のようだが経営にたずさわる者は、その本質を押さえなければ、激変する経営環境のなかで企業が勝ち抜く戦略はつくれない。流行りの手法や先進的な言葉を並べただけの「表面的な戦略」を掲げた企業が、市場から消え去った事例はキリがない。

(著)大山健太郎(2020/9/17発行 日経BP社)
▼業種業態や規模に関係なく「戦略の本質」に基づいた経営で儲けながら、競合が真似できない圧倒的な強みを築いている企業も数多い。そのひとつの企業ケースとして、アイリスオーヤマを取り上げている。この企業のホームページも参照して欲しいが、本日は、『いかなる時代環境でも利益を出す仕組み』(著)大山健太郎(20/9/17発行 日経BP社)の一読をお薦めしたい。
▼著者の大山健太郎氏は、アイリスオーヤマ会長。1945年生まれ。大阪で父親が経営していたプラスチック加工の大山ブロー工業所(1991年にアイリスオーヤマに社名変更)を、父の死に伴って1964年に19歳で引き継ぐ。経営者を56年間と長きにわたり務め、生活用品メーカーからLED照明・家電メーカーに業容拡大している。いくつもの経営危機に見舞われ、その都度業績を飛躍的に伸ばしてきた。
▼これらのエピソードを「15の選択」で会社は根本から変わるとして綴っている。新製品の売り上げ比率は50%以上とか設備稼働率は70%以下にとどめる。「選択と集中」「選択と分散」をバランスとるなど興味深い言葉が並ぶ。人材を多面的に評価、力を引き出す人事制度を始め情報共有の仕組み、地域密着の力や失敗を恐れず実行し、他社に先駆けて不具合を改善する力や新しいジャンルに挑戦し続けるチャレンジ精神など含めて読んで見ると良い。
2024/12/20
