値上品目数、25年は今年以上に・・・

食品の値上げだが、帝国データバンクの調べによると2023年は、3万2396品目、値上げ率平均15%であった。今年が1万2520品目、同17%とある。これは食品メーカー上場105社と全国展開している非上場食品メーカー90社を含めた主要195社の数字で再値上げなど含んでの数値になる。では、25年以降における食品の値上げ動向と展望・見通しはどうなのだろうか。どうも24年を上回るペースで値上げが見込まれているようだ。

▼帝国データバンクの調査によると、11月末時点での25年の飲食料品値上げは3933品目を数え、昨年同時期の1596品目を大幅に上回っている。1月のパン製品の一斉値上げは、1年半ぶりに行われ、単月として3カ月振りに千品目を超える値上げが見込まれている。来春にかけて断続的な値上げラッシュが再燃する見通しだ。2月、4月にも9000品目を超える値上げが予定されており、この月も千品目を超える値上げになりそうだ。

▼値上げの要因だが、引き続き「原材料高」の要因が多いようだが、サービス面のコスト上昇を要因とした値上げ傾向も顕著だ。ドライバーの時間外労働規制など要因となった輸送コストの上昇分を価格へ転嫁する「物流費」、最低賃金引き上げなどの影響を受けた「人件費」を値上げ要因とするものも増えている。パン類に加え、4月に缶ビールやチューハイなどのアルコール飲料の一斉値上げが予定されている。冷凍食品や餅製品も予定のようだ。

▼小売各社の開発商品などへの需要シフトや値上げ後の販売点数の減少などの定着で、食品メーカーサイドも、積極的な売価引き上げは手控えられてきたが、物流費や人件費などの上昇が企業努力では対処が難しくなってきたようで、再び値上げラッシュが発生しそうだ。食品フィルムやトレー、段ボールといった包装資材なども上昇基調での推移が見込まれている。値上げ品目数は、24年を上回って推移することの覚悟が必要になりそうだ。

2024/12/23