繊細さも持った人物でもあることをも示している・・・

今年を振り返っているが、米国大統領選挙を始め都知事選に自民党総裁選、兵庫県知事選など選挙を通しての社会現象に関する興味深い事実が多かった。これら一連の現象を「雪崩現象」と捉え、この特徴やメカニズムを詳細に分析し、分析記事として発表したJMR生活総合研究所 代表取締役社長の松田 久一先生の一連の記事も印象深く勉強になった。兵庫県知事選に関する記事はAIの評価で数ある記事の中から1位を獲得している。

▼松田先生は、コーネル大学RMPジャパンの講師として長い間、ご出講頂いている。特に今期は、「生活価値観」によるクラス分論に受講生もこれまで以上の興味をいだいたようでアンケートでの評価も高かった。米国大統領選の接戦予想のはずれに関する分析も消費分析とマーケティングの権威としての目が鋭い。JMR生活総合研究所のホームページから読むことが出来るので、一読することをお薦めする。

▼安倍元総理夫人の昭恵氏が15日、トランプ次期米国大統領や妻のメラニア夫人とフロリダ州にあるトランプ氏の「マー・アー・ラゴ」で面会したとのニュースが流れ、TVのコメンテーターが賛否の論を展開していた。これに関して島田研究室の島田陽介氏の提言(コラム)があり興味深いものであった。トランプ氏は、就任前に各国首脳に会わないなかで、敢えて安倍夫人にだけは好意を見せ私邸に、わざわざ「招待」したのか納得のいく説を報じたメディアが見当たらないからの提言と断ったうえで、解説をしている。

▼メディアの多くが、「政治」にしか関心を持たず、「人間」についての関心はスキャンダルに限られるからだとある。「招待の理由は簡単だ。大統領選挙の活動中、暗殺の危機に見舞われたからだ。当然のことながら、不幸にも暗殺されてしまった安倍氏を思い出した。だとすれば、安倍氏の妻を招待し改めて、慰めるのもまた当然の行為である。メディアは、「政治」の視点しかモノを見ず、トランプ氏自身について「偏見」を抱いているからだ」という。確かに東海岸の一部と西海岸の一部のエリアだけはハリス氏は優勢だったが、他エリアは違っていた。世界中が米国の一部の情報に踊らされていたのかも知れない。

2024/12/24