企業経営での重要ポイントを網羅する”箱根駅伝”・・・

1月3日:読売新聞号外

小売・サービス業などは別にして、多くの企業は今日が「仕事初め」になる。健康に留意して、初春の夢の実現に向けて頑張って欲しい。さて、2日、3日は、国民的な人気スポーツのひとつとして「箱根駅伝」が繰り広げられる。今年は101回目になるが、TVの視聴率も第69回大会以降、往路・復路ともに視聴率「25%」を下回ったことが一度もない。97大会では32.3%を記録している。テレビ離れが進む中で、驚異的な数字を残している。

▼同じ人気スポーツの「全国高校野球選手権」があるが、この視聴率でも24年の決勝戦が12.8%であった。これも十分に高い数字であるが、箱根駅伝は倍あるのだ。「箱根駅伝」は極めてドラマ性の強いスポーツである。強豪チームが往路も復路も独走してしまうと結果の予想はつくのだが、「区間新記録」「シード権」「繰り上げスタート」など独特のルールがあり、襷をつなごうとするランナーを応援したいという心理が働き最後まで観てしまう。

▼観ていると、どうしても① ビジョン、② チームワーク、③ スキルアップ、④ マネジメントそれぞれの重要性にいきつく。「あるべき姿」「ありたい姿」――こういったビジョンを共有することで、チームがひとつになり、実力以上の力を発揮することができる。そして、優勝が難しくなっても、「シード権獲得」に戦略変更こともあり、数々のドラマ、名勝負を生んできた。最後まで諦めないチームの姿勢が心をつかんで離さない。

▼「一本の襷をつなぐ」とのフレーズに、チームワークの重要性が込められている。先頭チームから、一定以上差がついてしまった場合「繰り上げスタート」のルールが適用され、第一走者から繋いできた「襷」が途切れることになるのだ。優勝も、シード権獲得が難しくても、襷を途切れることなくつなぐ目的のためにチームワークを発揮しようとする。そして、全体のタイムだけでなく「区間記録」も注目される。個人のスキルアップもまた重要であることを教えてくれる。

そして、どの区間にどの状態の選手を任せるか。このマネジメントでレース展開は変わってくる。どのようなスキル、どんな特長の選手がどの区間を任されるのかを楽しむのがいい。

2025/01/06