Walmartが25年1月期の第4四半期および通期決算を発表した。米国ではこの四半期業績を重視しているので、通期数値での評価は少ないが年度の数値はしっかりと捉えておきたい。日本では、どの四半期が終了しても通期の数字の方が気になる。Walmartの業績だが、昨年7月にニューヨーク州イサカ市にある店舗を見学した時、ネット注文の商品をピッキングするスタッフやピッカーが売場で目立った。Eコマースの売上も相当な成果を収めているであろうと推測でき期待していた。
▼25年1月期の売上高は、6745億3800万ドル(約101兆円)で前年比5.0%増、会員費収入64億4700万ドル(9671億円)で17.5%増。これら合計の数字になるが、営業収益は6809億8500万ドル(約102兆円)で5.1%増加した。Amazonの24年度年商は6379億5900万ドル(11.0%増)だったので、世界最大企業の座を死守し、そして通期では、今年もまた過去最高収益を更新した。
▼利益面では、営業利益は293億4800万ドル(8.6%増)、純利益は194億3600万ドル(2兆9154億円)で25.3%増である。ダグ・マクミロンCEOは、「低価格、品揃えの拡大、配送時間の短縮によるeコマース事業により勢いを増している。シェアは拡大し、営業収益も在庫状況も良好だ。より良いサービス提供のための投資を続け、これからの成長、営業利益率の向上、ROIの強化に集中していく」と昨年度を振り返った。
▼事業部門別では、「ウォルマートUS」が売上高 4624億1500万ドル(4.7%増)、営業利益が238億8200万ドル(7.8%増)。既存店売上高(ガソリン販売を除く)は4.5%増。既存店売上高は、客数および客単価の増加がもたらし、マーケットシェアも新しい客層の高所得世帯によって増加している。EC販売は店内フルフィルメントのピックアップおよび配送、広告収入、マーケットプレイスが好調で20%増であった。(つづく)
2025/02/25
