小売各社1月業績、順調であった・・・

小売業各社の1月業績は順調に推移している。衣料品、服飾雑貨などの季節商品は前半に冬物、後半に春物の動きが良かった。しかもプロパー品が中心に動いたようだ。初売りは、前年より1日遅く展開した企業もみられたが、概ね順調であった。また、米や青果物の市況高騰を受け、食品や外食で値上げの動きが強まっている中、百貨店などの高額消費は引き続き好調である。インバウンド需要は、訪日観光客数の増加や春節休暇の期ずれ、為替の円安が追い風になって勢いづいている。

▼百貨店は、インバウンド需要が高伸長している。前年の春節期間前半との比較でも3~6割程度の売上増である。中国からの国際線の便数回復で関西や札幌店舗の伸びが高い。2日を休業日とした企業が有るも好調で、高額品、化粧品が良かった。衣料品、服飾雑貨も順調であった。GMS、SMも概ね順調である。GMSは後半の高気温で衣料品の減速があるも食品が良好であった。GM、SMとも米、青果の伸びが高く、加工商品の価格転嫁も進んでいる。

▼CVSは、既存店の改善傾向が続いている。年初の都市圏の客数はやや減少した。販促は各社とも積極的に展開。飲料、タバコ、カウンターFFなどが好調。DrSは、既存売上は前月に比べ鈍化したが良好である。インフルエンザ等の落ち着きで医薬品等の伸びが鈍化し、食品は米等がカバーした。ただ雑貨が伸び悩みとなった。主要外食企業の既存店は、前月と比較してプラス幅がやや拡大。米等の原価高騰を受け、昨年10月頃から価格転嫁を加速する傾向がみられる。客数の伸びが緩やかに低下するのを、客単価の上昇が勢いを下支えしている。

▼数値の羅列になるが、SM業界、1月の主な企業各社の業績は次の通りである。

◎アークス:既存店2.3%(客数1.1%・客単価1.2%)、全店2.3% ◎アクシアルリテイリング:既存店5.7%(客数4.5%・客単価1.1%)、全店5.2% ◎いなげや:既存店5.2%(客数3.1%・客単価2.0%)、全店3.6% ◎エイチ・ツー・オー・リテイリング:イズミヤ・阪急オアシス:既存店2.2%、全店1.3% ・関西スーパー:既存店2.6%、全店1.7% ◎オークワ:既存店2.7%(客数0.2%・客単価2.6%)、全店4.2% ◎ダイイチ:既存店1.8%、全店8.1% ◎バローHD:既存店2.4%(客数▲0.9%・客単価3.2%)、全店5.3% ◎ハローズ:既存店7.0%(客数3.8%・客単価3.1%)、全店8.6% ◎フジ:既存店2.3%、全店1.6% ◎ベルク:既存店3.3%(客数1.0%・客単価2.3%)、全店7.9% ◎マックスバリュ東海:既存店2.2%(客数1.8%・客単価0.4%)、全店3.4% ◎ヤオコー:既存店7.6%(客数4.2%・客単価3.2%)、全店13.4% ◎ヤマザワ:既存店4.2%(客数3.7%・客単価0.8%)、全店3.6% ◎ユニバース:既存店4.1%、全店 4.3% ◎U.S.M.H:既存店2.8%、全店2.7% ・マルエツ:既存店2.5%(客数0.7%・客単価1.8%)、全店2.4% ・カスミ:既存店1.6%、全店3.1% ・マックスバリュ関東:既存店1.5%、全店0.0% ◎ヨークベニマル:既存店2.6%(客数0.5%・客単価2.0%)、全店2.4% ◎ライフコーポレーション:既存店3.1%(客数 1.4%・客単価1.7%)、全店5.3% ◎リテールパートナーズ:既存店2.1%(客数0.1%・客単価2.0%)、全店3.9%

2025/03/03