自宅近くに「鳩山ニュータウン」がある。1971年から日本新都市開発によって東京のベッドタウンとして開発された街になる。近年は高齢化が進み、空き家問題も生じつつあるようだが、6,651人、3,263世帯(23年8月)の人達が住んでいる。2000年の初めには1万人弱の人口があった。この街には「西友鳩山ニュータウン店」があり、そこに住む友人から、昨夜、「トライアルホールディングスについて聞きたい」との問い合わせがあった。
▼「西友」ブランドは維持、従業員の雇用も継続するとあるが、頼りにしている店舗であり、動向が気になるようだ。全国318店舗を展開するトライアルだが、埼玉県には8店だけであり、小売業関係の仕事を持っていないと知られざる小売業大手なのだろう。首都圏では認知度が低いのだ。改めて西友とトライアルの店舗網をみると、“カニバリ”を起こさずに出店エリアを補い合う関係になっていることが分かる。
▼友人へは、トライアルは、1974年に福岡市内で開業したリサイクル店が発祥で、84年にPOSシステムの開発業に転換。その後、Walmartの手法で92年にトライアル1号店を開店した。そんな創業経緯から、情報システムや関連機器を内製し、AI活用を積極的に推進してきた。同社が中心になって「リテールAI研究会」を立ち上げ、国内でリテールDXをリードする存在になっている。流通関連メーカー、卸、小売業250社弱が参加している。
▼24年6月期の連結決算は、売上高7179億円、営業利益191億円。24年3月に東証グロース市場へ新規上場した。特徴は「ほぼ全店が24時間営業」している。販売管理費の割合は17.5%とローコスト運営を徹底している。また、「自前主義」を徹底し、子会社24社には食品開発・製造、システム開発、物流、建設まである。そして、「ローカル出店」政策を採り、『生活必需店』を目指して来たことを解説させて貰った。足元では小型店「TRIAL GO」に注力しているようだとも付け加えた。
友人は、「Walmartから学んだトライアルの手法を、Walmartから離れた西友が受けるのだね」と言っていた。
2025/03/08
