2月の業績、閏年の反動を除くと堅調・・・

小売各社の2月業績だが減速したが、業態や企業間でバラつきが大きい。前年閏年の反動は既存店で▲3~▲2%の影響はある。春節休暇の期ずれもインバウンド需要を押し下げた。首都圏以外では大雪に見舞われるなど天候の悪条件もあり、冬物商品が好調な一方、春物商品は苦戦した。百貨店だが、衣料品などボリュームゾーン向けの春物商品が苦戦。一方、高額品や化粧品は好調であり、バレンタイン商戦は盛況であった。客単価は客層の裾野の広がりが見られ低下傾向にあるようだ。

▼スーパーはGMS、SMとも閏年の反動を除くと堅調。GMS は低気温で衣料品など春物商品の動きが鈍い。食品はGM、SMとも良好である。商品は市況高騰に伴って販売価格が上昇したコメ、青果の伸びが高い。加工商品の価格転嫁も加わり、一品単価が上昇した半面、買上点数の減少傾向がやや強まっている。PBやEDLP 型商品の好調は継続。節約志向は根強いが、ハレの日の消費は堅調、賃上げによる実質賃金の改善で家計の購買力向上も期待できるだろう。

▼CVSは、企業間で差があるも、販促を積極的に展開し改善傾向が続いている。既存店は平均日販で算出、発表のため前年閏年の反動はないが、実質は約▲3%となると思われる。飲料、タバコ、カウンターなどが好調のようだ。DrSは、前年花粉症関連の反動等で医薬品等がマイナス傾向、化粧品等では制度化粧品が苦戦。食品はコメ等が牽引したが、雑貨も伸び悩んだ。外食は、既存店実績が前月と比較してプラス幅の縮小もあるが、閏年の影響を除くと好調を継続している。

▼数値の羅列になるが、SM業界、2月の主な企業各社の業績は次の通りである。

◎アークス:既存店1.2%(客数▲2.1%・客単価3.4%)、全店1.1% ◎アクシアルリテイリング:既存店4.2%(客数▲1.3%・客単価5.6%)、全店3.7% ◎いなげや:既存店3.4%(客数2.4%・客単価1.0%)、全店2.4% ◎エイチ・ツー・オー・リテイリング:イズミヤ・阪急オアシス:既存店1.3%、全店0.9% ・関西スーパー:既存店2.8%、全店1.9% ◎オークワ:既存店0.4%(客数▲1.3%・客単価1.7%)、全店1.5% ◎ダイイチ:既存店0.8%、全店7.2% ◎バローHD:既存店2.7%(客数▲3.2%・客単価6.1%)、全店5.5% ◎ハローズ:既存店6.2%(客数1.6%・客単価4.4%)、全店7.6%  ◎フジ:既存店0.7%、全店0.0% ◎ベルク:既存店3.5%(客数0.9%・客単価2.6%)、全店7.6% ◎マックスバリュ東海:既存店0.9%(客数▲0.8%・客単価1.7%)、全店2.1% ◎ヤオコー:既存店2.4%(客数0.7%・客単価1.6%)、全店6.9% ◎ヤマザワ:既存店5.8%(客数▲0.5%・客単価6.8%)、全店5.2% ◎ユニバース:既存店3.7%、全店 4.0% ◎U.S.M.H:既存店1.2%、全店1.3% ・マルエツ:既存店0.0%(客数▲0.5%・客単価0.5%)、全店0.1% ・カスミ:既存店1.0%、全店2.4% ・マックスバリュ関東:既存店2.3%、全店0.8% ◎ヨークベニマル:既存店0.5%(客数▲2.7%・客単価3.3%)、全店0.5% ◎ライフコーポレーション:既存店1.1%(客数▲0.6%・客単価1.8%)、全店3.4% ◎リテールパートナーズ:既存店2.8%(客数▲2.6%・客単価5.5%)、全店3.5%