「全国スーパーマーケット協会」など三協会主催の「スーパーマーケット統計調査」4月度速報値の発表が5月21日にあった。「日本生活協同組合連合会・全国主要地域生協」の供給高速報値の発表も行われた。4月の実績は、① コメ価格の高騰(食品値上げ)、② 前年より気温が低い、③ 青果相場の落ち着きがキーワードとなった月であり、速報段階だが、4月度も、既存店昨年比(3.7%増)をクリアすることが出来た。(3月は実績で既存店前年3.6%増)
▼コメの価格高騰を背景に、関連商品や代替商品を含め売上伸長の状況が続いている。一方で、食品全体でも価格上昇が続いており、買上点数の減少、低価格商品へのシフトなどが顕著になって来ており、節約志向の高まりが懸念される。その一方で価格競争も激化しており、持続的なデフレ脱却を実現するのは難しくなりそうだ。供給力不足による価格高騰に対し、小売業のみの対応は極めて困難だ。消費税減税などの話題も出ているが、小売業者の負担増は避けられないであろう。国の適切な措置の速やかな実行が期待される。
▼パネル270社の売上は10,668億円(前年同月比5.1%増)、既存店前年比も3.7%増と好調を維持した。食品合計で5.6%増(既存店4.1%増)、生鮮3部門で3.2%増(同1.6%増)、惣菜5.6%増(同3.9%増)、日配4.8%増(同3.5%増)、一般食品9.2%増(同7.8%増)と好調であった。生鮮の3部門も青果4.1%増(同2.7%増)・水産0.8%(同▲0.9%)・畜産3.9%増(同▲2.2%)と水産は苦戦気味であった。日生協(対象生協数59)は2352億円(同1.7%増)であり、店舗供給高が3.7%増、宅配が0.6%増(うち個配1.7%増)という結果であった。
▼同時に「景気動向調査」も発表されるが、4月の中核店舗における景気判断Diffusion Index(DI)の「現状」は、49.0(前月から▲0.8)となり、好不調判断の分かれ目である 50を下回った。「先行き」は45.8(同1.6)と前月水準で推移した。売上高DIは前月に引き続き二桁プラスを維持した。収益DIは前月から小幅な上昇となった。来客数DIはマイナス域に低下したものの、客単価DIは高水準を維持している。仕入原価DI動向は、相場に落ち着きがみられた青果DIは大きく低下したものの、それ以外の部門は前月から小幅な上昇となった。
2025/0523
