6月18日(水)、19日(木)に6月度講義を実施いたしました。
初日は、「食品サプライチェーンの現状と課題」ということで
時岡肯平 専務理事(一般社団法人日本加工食品卸協会)と
久保田倫生 主任研究員(公益財団法人流通経済研究所)のお二人に
それぞれ90分ずつご講義いただきました。
1コマ目は時岡専務理事より、物流に関する現状と、課題点などを
大局的な視点よりお話いただき、2コマ目は実際の動き、これからの動向など
より詳細な部分を久保田主任研究員よりお話いただきました。


3コマ目は、「プログラムの振り返りとまとめ」とし、大塚プログラム・ディレクターより
講義をいたしました。
この9か月間で学んだことを、
7月に予定しているアメリカコーネル大学への修了ツアーでどのように活用するか、
どういったところを大学本学でのプログラムで吸収してくるか、
アメリカの今のスーパーマーケットはどうなっているのかなど話をいたしました。

2日目は「商品開発の考え方」として、お二人にご登壇いただきました。
一人目は、今期よりすべてのカリキュラムの参加していただいている
原昭彦代表取締役社長(株式会社はらフードコンサルティング)です。
小売業が現在どのような方向に進んでいるのか、そして今後ますます
「商品開発力」が欠かせない時代になっていることを踏まえ、ご自身の前職での
豊富な経験や事例を交えながらご講義いただきました。
商品化に至るまでの考え方や具体的な取組みについて、実践的かつ示唆に
富んだ内容をお話しいただき、受講者にとって非常に有意義な時間となりました。

お二人目は
星良雄 代表取締役社長(株式会社 スター・グットマン)より
「惣菜」についてご講義いただきました。
惣菜業界の現状や景況感、惣菜に注力している企業のこれまでの取組、
そして今後の惣菜開発の方向性など、幅広くお話しいただきました。
スーパーマーケットにおいて惣菜部門は極めて重要なポジションを占めており、
受講者にとって実践的かつ大変有益な学びの機会となりました。

最終講義は、今期最後のグループディスカッションです。
大塚プログラム・ディレクターより提示された課題に対して、
各グループで意見を出し合い、考えをまとめたうえで発表を行いました。
本プログラムでは「ディスカッション」を重視しています。
他の人の考えを聞くことや、他社の視点や価値観に触れることは、自身の視野を広げ、
新たな気づきを得る上で非常に重要です。
10月に開講する14期でも、受講者相互だけでなく、
講師とのディスカッションを多く取り入れたカリキュラムを予定しております。
第13期も来月の修了ツアー、7月講義を残すだけとなりました。
受講生たちは無事に修了論文の提出を終え、ホッとしていることと思います。
最後、修了式が終わるまで、よろしくお願いいたします。