15日からのコーネル大学RMPジャパン14期のスタートに関連して、昨日からプログラムに関連する話題を述べている。先ず、コーネル大学(Cornell University)に関してだが、米国合衆国ニューヨーク州イサカに本拠を置く、世界的に名高い私立研究大学であり、アイビーリーグのメンバー校になる。1865年の創立以来、「どのような人にも、どのような学問を」という理念のもと、多様な学問分野を結びつけ、社会と産業の発展に貢献してきた。
▼特に、食品ビジネスや小売業に関する教育・研究分野では、世界で屈指の実績を誇っている。大学の「農業・生命科学部」や「食品科学部」では、食料生産から流通・安全性まで一貫した教育・研究を展開しており、気候変動や消費者ニーズの多様化への対応の為に、持続可能な農業技術、食品の品質管理、食のトレーサビリティなど、食品スーパー経営に直結するテーマを用意している。地域農業と流通の連携研究は、地産地消やフードロス削減に取り組む小売業にとって大きな示唆を与えているのだ。
▼世界的にも有名な「ホテル経営学部」を擁するSC Johnson College of Businessでは、外食産業や小売業を含むサービス・ホスピタリティ分野の経営教育を提供している。ここではマーケティング、消費者行動、データ分析を組み合わせた実践的カリキュラムが整備されており、顧客満足と収益性の両立をめざす食品スーパー経営に応用できる。このMBAに属しているDyson School of Applied Economics and ManagementのFIMP(Food Industry Management Program)の国際プログラムのひとつがコーネル大学RMPジャパンになる。
▼コーネル大学の卒業生、FIMPの修了生は、食品メーカーや外食・小売業界で数多く活躍しており、流通業のイノベーションをリードして来ている。世界的な研究拠点であると同時に、産業界とのネットワークも強く、実務に直結する知見を学べることがコーネル大学の大きな魅力なのだ。食品スーパーや小売業が直面する課題は、価格競争からサステナビリティ、デジタル変革まで広範囲に及ぶ。このコーネル大学RMPジャパンのプログラムは、こうした課題に挑むリーダーを育成し、次代の流通業のあり方を共に創り出す場と位置付けることが出来る。
2025/10/07
