「全国スーパーマーケット協会」など三協会主催の「スーパーマーケット統計調査」10月度速報値の発表が11月21日に行われた。10月の実績は、① 米価は高値継続で好調が続き、② 月の後半から気温低下に伴い“ホット商材”が好調であった。③ ただ、値上げによる影響で買上点数の減少が続いた月であり、速報段階だが、10月度、前年同月比(全店)3.5%増、(既存店)2.5%増の実績であった。なお、9月実績(確報)は、前年同月比(全店)3.6%増、(既存店)2.4%増である。
▼部門別には、一般食品が好調。新米入荷で品薄は解消したが、価格は高止まりしている。更にコメ代替品のレンジ米飯、パスタ、インスタント麺類なども好調に推移した。月後半からは気温が下がり秋冬商材に動きがみられはじめた。生鮮3品は、国産豚肉の相場が安定し、鍋需要も高まった畜産は好調感が生まれたが、青果、水産は伸び悩んでいる。惣菜は好調を維持している。酒類はメーカー出荷トラブルの影響もあったが、他社ビールの新商品などがけん引し好調に推移した。食品全般の値上げ長期化による、節約志向の高まりや買上点数の減少が顕著になって来てもいる。
▼結果、パネル270社の売上は10,849億円(前年同月比3.5%増)、既存店前年比2.5%増であった。内訳は、食品合計で3.7%増(既存店2.7%増)、生鮮3部門1.9%増(同1.1%増)、惣菜4.2%増(同2.9%増)、日配3.9%増(同2.2%増)、一般食品5.8%増(同5.3%増)であった。なお、生鮮の3部門は、青果1.2%増(同0.4%増)・水産1.1%増(同0.1%増)・畜産3.4%増(同2.4%増)である。同時に行われた「日本生活協同組合連合会(全国主要地域61生協)」の供給高速報値だが2345億円(同2.8%増)であり、店舗供給高が2.5%増、宅配が2.9%増(うち個配6.0%増)という結果である。
▼この日「景気動向調査」も発表されたが、10月の中核店舗における景気判断Diffusion Index(DI)の「現状」は、46.4(前月から+0.8)であり、好不調判断の分かれ目である 50は下回っている。「先行き」も44.4(同+0.6)だが、共に前月から小幅に上向いた。「経営動向調査」では、前月からの大きな傾向の変化はなく、売上高DIが小幅にプラス圏を維持、収益DIは小幅にマイナス圏となった。引き続き客単価DIが高水準を維持した一方で、来客数DIはマイナス圏での推移となっている。仕入原価DIは、前月から小幅に下落したものの高水準を維持している。
2025/11/24
