(食品スーパー企業の社内報のまとめ・昨日からのつづき)
▼「成長至上主義」とは、「メンバー一人ひとりの成長」に光を当てること。そのための鍵が「自分で考える力」なのだ。自ら課題を見つけ、追求できるようにするには、指導側が“管理か自由か”を0か100で捉えず、状況に応じて任せ方と関わり方のバランスを調整する必要がある。特に最近は、「自分の幸せは自分で決める」時代であり、お金、家族、余暇…求めるものがみんな違うのは当たり前、それを追求していくのが人生なのだとしたら、まずは自分に向き合い、自分で考えて、自分で選択・実行できる人材を育てたいと語っている。
▼教育については「教えて育てる」ではなく、「共に育つ=共育」という考え方を提示している。店長であれ監督であれ、就任した瞬間から「1年生」であり、上に立つ人も成長途上になる。だからこそ、全部を教え込むのではなく、伴走・支援しながら「任せて、信じて、待つ」マネジメントが重要。役職はあくまで「役割が違うだけ」であり、目標や目的を共有する仲間として、お互いをリスペクトする姿勢、心理的安全性の高いコミュニケーションが組織づくりの土台になると強調している。
▼さらに森林監督は、「勉強か部活か」「勝利か育成か」「利益か社会貢献か」といった二者択一ではなく、両立をめざす発想が大切だと言う。野球の世界でも、データやサイエンスの視点と、選手一人ひとりにどんな言葉をかけるかというアートの部分を統合することが求められている。試合はそれまでの準備の「答え合わせ」であり、選手が「やるべきことはやってきた」と思える状態をつくることが指導者の仕事。伝えるメッセージは欲張らずに絞り込み、四字熟語などでシンプルに伝える工夫もしている。
▼最後に、人を育てる立場で最も大事なのは「自分自身の成長・変化に対する向上心」だと締め括る。「上半期の自分とは少し違う」と言えるような挑戦を続けること、その背中を部下や選手は見ている。食品スーパーに対しては、利益だけでなく地域貢献や従業員の幸せという「価値」を追求し、地域から愛されるチームとしてますます発展してほしいとエールを送っていた。
2025/12/05
