2025年国勢調査の人口速報値の公表が、総務省から5月29日にあった。25年の国勢調査のインターネット(回答率47.3%)と郵送を合わせた回答率は全体で80.7%。25年10月1日時点の外国人を含む日本の総人口は1億2304万9524人で、20年の前回調査から309万6575人(2.5%)減り、減少幅も拡大した。最も人口が多かった10年調査の1億2805万7352人と比較して500万人ほど減ったことになる。この5年間の減少率は0.7%で、人口減の勢いは加速した事になる。
▼少子化と高齢化が進み、自然減が拡大しているためとの説明だが、国連の推計による各国人口と比較すると、エチオピアの人口がこの5年で13.9%伸びたことで抜かれ順位では12位となる。総人口のうち男性は5977万8826人、女性は6327万698人。女性100人に対する男性の数が94.5人となった。都道府県別にみると、前回調査から増加したのは東京都と沖縄県のみで、東京の人口は19万8621人増の1424万6219人、増加率1.4%であった。東京の全体に占める割合は11.6%であり、人口集中は続いている。沖縄県は0.1%増の146万8220人だった。
▼東京、沖縄以外の45道府県は全て減少した。最も減少数が大きかったのが北海道で23万9195人減っている。これまでは増加の千葉、神奈川、埼玉、福岡、愛知、滋賀各県も人口減少に転じた。千葉・埼玉は1920年の調査開始から初めての減少、神奈川・愛知は戦後初の減少となった。総人口のうち首都圏1都3県に住む人の割合は30.1%で、3698万5557人。前回調査から0.8ポイント上昇し、初めて3割を超えた。人口100万人未満の県は山形、富山が加わり12県となった。
▼市町村別に見ても、全国1719市町村のうち1558市町村で減少。人口増加率が10%以上だったのは6市町村。反対に減少率が10%超だったのは476市町村にのぼった。
ただ、世帯数は5712万4507世帯で、前回と比較して2.3%増加し過去最多である。1世帯あたりの人数は2.15人、比較可能な1970年以降で過去最少となった。単身世帯の増加傾向が進んでいる。世帯数の増加率が一番大きかったのは沖縄県で前回調査から6.1%増加した。1世帯あたりの人数が全国で最も多いのは山形県の2.49人、少ないのは東京都の1.88人だった。
2026/06/05
